プロジェクトXといっても過言なし
現在,私が住んでいる鹿児島でも松林が枯れている。 マツノザイセンチュウによる枯れであるが,この本では,何故,松が枯れるのか?を軸に,それに対する研究者達の取り組みが紹介されている。 何故か?何故か?という研究者達の取り組みは,地味である。 地味ではあるが,これがまた面白い。著者(編集者?)の語り口もあるのだろうが,じつにわかりやすく書いてある。 例えば,「センチュウ」についてもわかりやすく述べられている。しかも興味深く。本書は題名のとおり,松が枯れていくことによって受ける影響を問題提起したモノではあるが,近所の山がなくなることや,近所のたんぼがなくなること,畑がなくなること,原野がなくなることなどを想像してみると,実に恐ろしく感じる本である。
文一総合出版
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